「お酒=太る」ってよく聞くけれど、ほんとうのところはどうなんだろう?
私は元々、お酒が大好き。多い時は 350mlのビールを5本ほど、ほぼ毎日 飲んでいました。
旅行へ行けば朝から飲みたいし、休日の昼飲みも当たり前。
今この記事を書いている今も、実はお昼の一杯を楽しみながら。
そんな“お酒ありき”の生活を何年も続けてきて、禁酒した時期もあれば、調整して楽しむようになった今もあります。
その中でわかったのは──
「毎日飲むこと」よりも、「どう飲むか」で体は変わる。
アルコールのカロリーは高いけれど、脂肪にはなりにくい
まず、アルコールの正体を少しだけ科学的に。
アルコール(エタノール)は 1gあたり約7kcal。脂質(9kcal)に次ぐ高カロリーですが、実はこのカロリー、体脂肪として蓄積されにくいという特徴があります。
体内に入ったアルコールは、肝臓で「アセトアルデヒド」→「酢酸」に分解され、その酢酸は血液を通じて筋肉や臓器で燃焼し、熱エネルギーとして消費されます。
だから、飲むと体が熱くなったり顔が赤くなるのです。アルコール自体は“燃えるカロリー”なんですね。
ただし、問題はここから。肝臓がアルコールを分解している間、脂肪の燃焼を一時的にストップしてしまうのです。
つまり、飲酒中は「脂肪が燃えにくいモード」に入る。
この状態で高脂質・高糖質なおつまみを一緒に摂ると、それらが燃やされずに体脂肪として蓄積しやすくなります。
“お酒で太る”というより、“おつまみと飲み方で太る”のが正確。
好きなだけ飲んでいた頃に起きたこと
毎日飲みたいだけ飲んでいた頃の私は、お腹が常にパンパン。
むくみやすく、腸が動いていないような“溜まり感”が常にありました。
晩ごはんと一緒に飲み、お風呂上がりにも晩酌。
飲んでいると何か食べたくなって、「あて」と一緒にまた一杯。
お酒好きのYouTuberさんを見ながら、一人でのんびりダラダラ飲むのが日課になっていました。
気づけば、夜はNetflixを観ながらふわふわとした気分のまま夜食ラーメン…。
最初のうちは体重に変化がなかったけれど、それが“日常”になった頃、じわじわと+4kg。
そして何より、太りやすい体質になっていたんです。
禁酒期に感じた「身体の軽さ」と「思わぬ落とし穴」
さすがに危機感を覚えて、一時期は禁酒。
「週に1回だけ」「特別な日だけ」飲む生活を続けてみました。
すると──朝の目覚めが格段に良くなり、肌のトーンも明るくなった感覚。
肝臓が休まるせいか、むくみも減り、体はすごく軽い。
ただ一方で、甘いものを異常に欲するようになったのです。
食後に必ずデザートやお菓子を食べたくなる。おそらく、アルコールで満たしていた“糖欲”を甘いもので埋めようとしていたんだと思います。
結果的に、禁酒中の体重は「減らないけど増えない」。健康的ではあるけれど、ストレスも溜まる。
完全にやめるのは続かないと悟りました。
今のスタイル:「飲むけど整える」
現在の私は、ビール350mlを1〜2本、または500mlを1本を目安に飲んでいます。
週に一度くらいは飲みすぎることもありますが、翌日にはしっかりリセット。
不思議なもので、飲みすぎないように意識するようになってから、お風呂上がりにお酒を控え、ストレッチやセルフマッサージの時間が増えました。
その日のむくみを流してから眠ることで、翌朝の体の軽さがまったく違う。
完全にやめるよりも、“整えて飲む”ほうがずっと続くし、メンタルも安定する。
これは、エステティシャンとして13年間お客様を見てきた中でも、最も長く健康を保てる習慣だと実感しています。
飲み方次第で、体はちゃんと変わる
お酒を調整するようになって感じたのは、お腹の見た目がまるで違うということ。
むくみや腸の動きも改善し、体がスッキリしてくる。
「腸が元気=代謝も活発」になるから、自然と全体のバランスも整う。
メンタルも同じで、飲みすぎていた頃は“お酒を飲んでいる自分が好き”で、それが癒しでもあったけれど、実際にはだるさと罪悪感のループにいたと思います。
今は、飲むこと自体が悪ではなく、“飲み方の意識”がすべてだと感じます。
専門的に見た「太りにくい飲み方」
- 空腹で飲まない:急激に血糖値が上がり、脂肪合成が進みやすくなる。
- 炭水化物・揚げ物・糖質系のおつまみは避ける:肝臓がアルコール処理を優先するため、他の栄養が脂肪として溜まりやすい。
- 水をこまめに飲む:アルコール分解を助け、むくみ・二日酔い予防にも効果的。
- 寝る3時間前には飲み終える:睡眠中に成長ホルモンが分泌されやすくなり、代謝が落ちにくい。
- 翌日のリセットを習慣にする:水分補給+発酵食品(味噌汁や納豆など)+軽い運動で代謝を戻す。
結論:我慢より“整える”
お酒が好きな人にとって、「やめる」は苦痛でしかない。
けれど、「減らす」「整える」ならできる。
アルコール自体は悪者ではなく、飲み方と翌日のリセットで、いくらでも付き合い方を変えられる。
無理にやめなくてもいい。
“飲み方を整える”だけで、体も心もちゃんと応えてくれる。
飲む量を少し意識して、少し体をいたわるだけ。
それだけで、お酒と自分の関係は驚くほど心地よく変わります。



コメント