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冷えに効く食事|生姜だけじゃ足りない「体を芯から温める栄養学」

インナーケア
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寒さが厳しくなると、手足の冷えに悩む女性が急増します。
お風呂にゆっくり浸かったり、厚着をしたり、温かい飲み物を飲んだり。

こんな経験はありませんか?
  • 「お風呂上がりはポカポカなのに、布団に入るとすぐ手足が冷たくなる
  • 「厚着をしているのに、体の芯や手先、足先が冷たい。

実はこれ、外からの温め方が足りないのではなく、体の中で熱を作る力(自家発電力)が不足しているサインなんです。

私は13年間、エステティシャンとして多くのお客様の体を見てきましたが、冷えがなかなか改善しない方の共通点は、外側のケアは完璧なのに、内側から熱を生み出すための「材料」が足りていないことでした。

今日は、入浴やグッズなどの「外からのケア」ではなく、3食の食事選びを変えるだけで体が勝手に温まる仕組みについてお話しします。

「私、冷えてないかも?」という人ほど危ない“隠れ冷え”

本題に入る前に、一つ確認しておきたいことがあります。
「私は手足が温かいから大丈夫」と思っていませんか?

実は、自分の冷えに気づいていない方(隠れ冷え)が、30代以降とても多いのです。

エステ施術中のあるある話

「お腹、ひんやりして冷たいですね」

お客様「え?そうですか? 全然気づきませんでした…」

「寒さを感じていない = 体が温まっている」とは限りません。

手足の表面は温かくても、内臓などの「体の深部」は冷えてしまっている。このギャップに気づかないまま過ごしている方が非常に多いのです。

だからこそ、「自分は大丈夫」と思わずに、体の内側をケアすることは全ての女性にとって必須項目だと言えます。

食べたものが熱になる!「食事誘発性熱産生(DIT)」とは?

では、どうやって体の内側から熱を作るのか。
ここで重要になるのが「食事誘発性熱産生(DIT)」という体の仕組みです。

ご飯を食べたあと、体がポカポカ温かくなった経験はありませんか?
あれは、食べたものを消化・吸収するために内臓が活発に動き、そのエネルギーが「熱」として放出されているからです。

つまり、私たちの体は「食事をする=内臓を動かして熱を生み出す」という機能を持っています。

そしてここからが一番大切なポイント。
実は、選ぶ食材(燃料)によって、発生する熱の量(火力)が全く違うのです。

【重要】体を燃やす最強の燃料は「タンパク質」

イメージしてみてください。
たき火をするとき、「紙くず」を燃やすのと、「太い木」を燃やすのでは、暖かさも燃え続ける時間も違いますよね。

栄養素にも同じことが言えます。
科学的に、摂取したカロリーがどれくらい熱に変わるかを見てみましょう。

糖質・脂質
約4〜6%

すぐに燃え尽きる「紙くず」

High Power!
タンパク質
約30%

長く燃え続ける「太い木」

なんと、タンパク質は糖質の5倍、脂質の約7倍も熱を生み出す力があるのです。

多くの女性が「寒いから」と、うどんや雑炊など温かい汁物を選びがちですが、具材が炭水化物だけだと、一時的に温まっても熱を作る力(火力)が弱いため、すぐに冷えてしまいます。

逆に、お肉や魚、卵、大豆製品などのタンパク質をしっかり食べることは、体内に「消えにくい強力な熱源」を取り込むのと同じことなのです。

なぜ「冬の食材」や「寒い地域の食材」は温まるの?

タンパク質と一緒に摂ることで、さらに温め効果を高めるのが「冬野菜」「寒い地域で育つ食材」です。

1. 厳しい寒さから身を守るための栄養素

寒い地域や冬の土の中で育つ野菜(大根、ごぼう、人参など)は、自分自身が凍らないように、細胞の中に栄養や糖分をギュッと濃縮して蓄えています。

2. 消化に時間がかかり、内臓がよく動く

土の中でじっくり育つ根菜類は身が詰まっています。
そのため、食べたあとに消化吸収へ時間がかかります。
つまり、内臓が動く時間が長くなる=熱を作っている時間が長くなるため、結果として体のポカポカが持続するのです。

「生姜と唐辛子」の本当の役割とは?

ここで、みなさんが一番気になっているであろう「生姜」や「唐辛子」についてお話しします。

「辛いものを食べるとカッと熱くなるから、冷えに効くはず!」
そう思いますよね。もちろん、これらも素晴らしい食材です。でも、役割が少し違います。

冷え改善の役割分担

🔥 タンパク質・根菜 = 燃え続ける「燃料」
生姜・唐辛子 = 火をつける「着火剤」

生姜や唐辛子には、血管を広げて血流を良くしたり、一時的に体温を上げる「ブースト機能」があります。

しかし、もしお腹の中(胃腸)に、燃やすための「燃料(タンパク質)」が入っていなかったら?
一時的にカッと熱くなって汗をかき、その汗が蒸発するときに熱を奪ってしまい、かえって体を冷やしてしまうことさえあります。

元エステティシャンとしての見解はこうです。
「タンパク質という燃料を入れてから、生姜という着火剤で火をつける」

私が冬に食べていた「最強の組み合わせ」

理論がわかったところで、具体的にどんな食事をすればいいのか。
私が現役時代、冬の寒さに負けないように毎日のように食べていたおすすめメニューをご紹介します。

🍲 大根と鶏肉のお鍋

これは本当に簡単で美味しいのでおすすめです!

  • 鶏肉(タンパク質)
  • 大根(冬野菜・食物繊維)

これをお鍋にしてコトコト煮込むだけ。
鶏肉から出るお出汁が本当に美味しくて、私は余計な味付けをせず、素材の味だけで食べてしまうくらい大好きでした。

鶏肉で熱を作り(DIT)、大根で保温する。さらに食物繊維もたっぷり摂れるので、お通じも良くなって一石二鳥です。

🥣 粕汁(かすじる)も最高!

「粕汁」も冬の最強メニューです。
鮭(タンパク質)や根菜がたっぷり入っていて、さらに酒粕の発酵パワーが加わるので、体の芯からポカポカになります。

食事選びで「体温」は変えられる

どうせ毎日食事をするなら、体を冷やすものより、温めてくれるものを選びたいですよね。

  • 冷え対策の主役は、熱を生み出す「タンパク質」
  • 冬野菜は、熱を逃さないための「蓄熱材」
  • 生姜や唐辛子は、巡らせるための「着火剤」

この3つの役割分担を意識するだけで、体の感覚は驚くほど変わります。

私自身、エステティシャンになりたての頃は、忙しさにかまけておにぎりだけで済ませることもありました。その頃は、施術をしていても自分の手が冷たくなることがあったんです。

でも、意識してタンパク質や温かいお鍋を食べるようになってからは、真冬でも「手が温かいですね!」とお客様に言っていただけるようになりました。

美味しい旬の食材とタンパク質を味方につけて、今年の冬は「芯から温かい体」を目指しましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました🌸

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