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リンパを流すってどういうこと?|エステティシャンが教える“巡り”の基本

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「リンパを流す」という言葉、SNSやエステの広告でよく見かけますよね。
でも、そもそもリンパって何?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

実は、リンパって美容だけじゃなくて、風邪をひいた時や疲れた時にも、とっても大切な働きをしているんです。
簡単に言うと、リンパは血液とは別に体の中を流れている液体(リンパ液)のこと。
血液が酸素や栄養を体中に届ける宅配便だとしたら、リンパ液は体の中のゴミを回収してくれる清掃業者さんみたいなイメージです。
体中をめぐって、不要になった物質や余分な水分を集めて運んでくれているんです。


リンパ系の仕組み

このリンパ液が流れる道をリンパ管、途中にあるフィルターのような場所をリンパ節と呼びます。
リンパ節は首の付け根、わきの下、脚の付け根などに多く集まっていて、触ると小さな粒みたいに感じられることもあります。
ここには免疫細胞がたくさんいて、体を守る「関所」のような役割をしているんです。


リンパの3つの働き

① 水分バランスを整える

血管からしみ出た水分のうち、血管に戻りきれなかった分をリンパが回収して、再び静脈に戻します。
これがあるおかげで、体の水分バランスが保たれています。

② 老廃物を運んで処理

体の中で役目を終えた老廃物や、外から入ってきた細菌・ウイルスなどをリンパ液が運び、リンパ節で処理します。
まさに体のフィルターのような働きです。

③ 免疫機能をサポート

リンパ節にいる免疫細胞が、体に良くないものを見つけて対応してくれることで、私たちの健康を守ってくれています。

つまり、リンパは「体の巡りを整える」ことと「体を守る」という、2つの大きな役割を担っているんです。


リンパを流すとなぜ良いの?

実は、リンパには心臓のような強力なポンプがありません。
筋肉の動きや呼吸によって、ゆっくりと流れているんです。

だから、運動不足や生活習慣の乱れで流れが滞ってしまうと、

  • 夕方になると脚がパンパンにむくむ
  • 体が重だるくて疲れが取れない

といった不調が起こりやすくなります。

そこで、マッサージや軽い運動で筋肉を動かしてあげると、リンパの流れがサポートされます。
「体が軽くなった!」「スッキリした!」と感じるのは、この循環が一時的に整ったサイン。

さらに、リンパケアでリラックスできたり、心身のバランスが整いやすくなることもあります。
リラクゼーションを通して副交感神経が優位になり、自然と体が“整う”状態に近づくんです。


リンパが滞るとこんなサインが

リンパの流れが悪くなると、次のような変化が出ることがあります。

  • 脚がむくみやすい
  • 首や肩がこる
  • 顔色がくすんで見える
  • だるくて疲れやすい
  • 風邪を引きやすい

ただ、これらはリンパだけが原因とは限りません。
血液の流れや筋肉のこわばり、睡眠不足、ホルモンバランスなど、さまざまな要因が関係しています。

※むくみや体調不良が続く場合は、念のため医療機関に相談してみてくださいね。


リンパの巡りを整える5つの方法

① 深い呼吸と良い姿勢

深呼吸をすると、横隔膜の動きが胸のリンパの流れを助けます。
猫背だとこの動きが制限されるため、姿勢を意識するだけでも十分効果的です。

② 軽い運動で筋肉を動かす

ウォーキングやストレッチで筋肉を動かすと、それがポンプの代わりになります。
特にふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるほど大切な部位。
意識して動かすことで下半身のリンパもスムーズに流れます。

③ 体を温める入浴

体が温まると血流が良くなり、リンパの巡りも穏やかにサポートされます。
ぬるめのお湯に15〜20分ほどゆっくり浸かるのがおすすめです。

④ やさしいマッサージ

強く押すと逆効果になることがあります。
肌をなでる程度の圧で、鎖骨まわり・わきの下・脚の付け根に向かって流すイメージで。
“やさしくゆっくり”がポイントです。

⑤ 適度な水分補給

リンパ液は水分でできています。
水分不足は滞りの原因になるため、常温〜ぬるめの水をこまめに摂りましょう。


まとめ

「リンパを流す」というのは、ただ老廃物を出すことではなく、
体の巡りを整えて免疫をサポートするケアなんです。

深呼吸したり、体を動かしたり、冷やさないようにする——
そんな日常のちょっとした意識で、体は自然と整っていきます。

エステやマッサージも心地よく効果的ですが、
本来、体を整える力は私たち自身の中にちゃんと備わっています。

「流す」という言葉にとらわれすぎず、
「巡りを整える」という優しい視点で、毎日のセルフケアを楽しんでみてくださいね。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断・治療を意図したものではありません。気になる症状がある場合は、必ず医療機関にご相談ください。

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