「しっかり寝たはずなのに、疲れが抜けない」
「食事量は気をつけているのに、なぜか痩せない」
「体重は変わらないのに、体のラインが変わって服が入らなくなった」
ふとした瞬間に感じる、その違和感。
それは単なる疲れや、一時的な不調ではないかもしれません。
実は、東洋医学の世界では、女性の体は「7の倍数」の年齢で節目を迎えると言われています。
この周期は、30代、40代、そして50代以降も続いていく一生のリズムです。
「なぜ体が変わるのか」その仕組みを知っているだけで、年齢を重ねることは怖くなくなります。
今回は、一生付き合っていく「7年周期」の正体と、その変化に合わせて体を心地よく保つための「ゆるく始められる習慣」についてお話しします。
女性の体は「7年周期」で節目を迎える
女性の体は、階段を上るように7年ごとにステージが変わっていきます。
まずは、ご自身の年齢と照らし合わせてみてください。
【東洋医学で見る女性のバイオリズム】
- 28歳:体の機能が充実し、若さと美しさのピークを迎える
- 35歳:気血(エネルギーと栄養)が少しずつ減り始める
- 42歳:白髪や肌の質感など、見た目の変化を感じやすくなる
- 49歳:閉経前後。心身のバランスが大きく変わる転換期
- 56歳〜:体を労りながら、穏やかに整えていく時期
今までと同じように過ごしているのに不調が出るのは、体が次のステージ(年齢)に移行しているサインです。
この変化は誰にでも平等に訪れる「自然現象」であり、避けることはできません。
しかし、仕組みを知ってケアを少し変えてあげれば、不調を最小限に抑えることは可能です。
年齢とともに「体の中」で起きていること
では、35歳以降、私たちの体の内側では具体的に何が起きているのでしょうか。
大きな変化は以下の2つです。
1. 深部体温が下がり、代謝が落ちる
年齢を重ねると、熱を生み出す筋肉量が自然と減っていきます。
すると、内臓の温度(深部体温)が下がりやすくなり、結果として「基礎代謝」が低下します。
若い頃より脂肪が落ちにくくなったり、むくみが取れにくくなったりするのは、この「熱を作る力」が弱まっていることが根本の原因です。
この時期に「体重計の数字」ばかり気にして無理なダイエットをするのは逆効果。
大切なのは体重ではなく「中身(筋肉と体脂肪のバランス)」です。

2. 女性ホルモンが減り、潤いが不足する
もう一つは、女性ホルモン(エストロゲン)の減少です。
エストロゲンは、肌や髪に潤いを与え、血管や骨をしなやかに保つ役割を持っています。
このホルモンが減っていくと、体は水分を保ちにくくなり、全身が「乾燥」しやすくなります。
シワやたるみだけでなく、関節や血管が硬くなりやすくなるのもこのためです。
「なんとなく不調」を感じたら、それはホルモンバランスからのメッセージかもしれません。
デリケートなケアについても、一度見直してみるのがおすすめです。

今日からできる「ゆるく始める」おすすめ習慣
変化の仕組みがわかれば、対策はシンプルです。
弱まってしまった「代謝」と「潤い」を、日々の習慣で少しだけ補ってあげれば良いのです。
ここからは、私がおすすめする「無理なく続けられる3つの習慣」をご紹介します。
習慣① 食事は「植物性」と「良質な油」を意識する
代謝が落ちた内臓に、脂っこい食事は大きな負担になります。
まずは週に数回、お肉を少し減らして「植物性の食材」をメインにしてみましょう。
- 大豆製品(納豆・豆腐):減ってしまった女性ホルモンと似た働きをしてくれます。
- 良質な油(オメガ3):青魚やアマニ油などは、硬くなった細胞膜を柔らかくしてくれます。
「油=太る」と思って極端に避けるのはNG。
30代以降の肌や細胞を蘇らせるには、「正しい油」の力が必要です。

習慣② 「大きな筋肉」を意識して動く
冷えて代謝が落ちた体を温めるには、体の中で一番大きな筋肉である「お尻と太もも」を動かすのが効率的です。
激しい筋トレまでは必要ありません。
「エスカレーターではなく階段を使う」「いつもより大股で歩く」
これだけで十分です。下半身の筋肉が動くと血流が一気に巡り、代謝の底上げにつながります。
習慣③ 「腹八分目」と「睡眠」で体を休める
そして何より大切なのが、内臓の休息です。
30代以降は、満腹になるまで食べると消化にエネルギーを使い果たしてしまい、体の修復が追いつかなくなります。
- 腹八分目:空腹の時間を作ることで、細胞の修復機能が働き出します。
- 睡眠:寝ている間だけが、唯一細胞を修理できる時間です。
「食べない時間」と「寝る時間」。
この2つの「何もしない時間」を作ることが、大人の体を若々しく保つ秘訣です。
まとめ:年齢を重ねるほど、美しさは「深み」に変わる
7年周期の変化は、決してネガティブなことばかりではありません。
それは、若さという勢いだけで走ってきた時期を終え、「自分の体を丁寧にいたわる」という大人のステージに入ったということです。
年齢を重ねるからこその美しさ
シワ一つにも、その人が笑ってきた歴史が刻まれます。
変化に抗って無理に若作りをするのではなく、今の自分を受け入れ、内側から整えていく。
そうして作られた「健やかでご機嫌な体」には、若い頃にはなかった、深みのある上品な美しさが宿ります。
30代でも、50代でも、70代でも。
巡りが整い、丁寧に扱われている女性はいつだって魅力的です。
まずは今日の食事を、少しだけ体想いのメニューに変えてみませんか?
体は必ず、その優しさに応えてくれます。



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