美容の専門学校に通っていた頃、先生に言われた言葉があります。
「社会人になって、朝にカフェでゆっくりしてから出勤できるようになったら一人前よ」
当時はピンときませんでしたが、今なら少しわかる気がします。
私はもともと朝が苦手で、毎日は無理ですが…
たまに早起きして、ゆったり過ごす時間をつくるようにしています😌
朝に少し余裕があるだけで、心も穏やかになって、1日の充実度がぐっと上がる。
その理由を、今日は“整う朝活”の視点からまとめてみました🌸
朝の光が「セロトニンとメラトニン」をつくる
朝、太陽の光を浴びると「セロトニン」という“幸せホルモン”が分泌されます。
セロトニンは、気分の安定・自律神経のバランス・体温調節に深く関わる大切な神経伝達物質。
そしてこのセロトニンは、約14〜16時間後に「メラトニン(睡眠ホルモン)」へと変わります。
つまり、
朝に光を浴びる → セロトニンが活性化 → 夜にメラトニンが作られやすくなる → 睡眠の質が上がる。
このサイクルができると、体内時計が整い、朝すっきり目覚めやすくなります。
慶應義塾大学・加藤忠史教授の研究でも、この“セロトニン–メラトニン”の関係が、メンタルや睡眠の質に深く関わっていることが示されています。
「朝の光」は、実は“夜の美容時間”をつくるスイッチでもあるのです。
朝型生活がメンタルを守る
2021年のハーバード大学公衆衛生学などの共同研究では、
就寝・起床を1時間早めるだけで、うつ病のリスクが約23%低下することが報告されています。
さらに2時間早めると、リスクは約40%低下。
これは単なる“早起きの精神論”ではなく、光とホルモンのサイクルによって、脳内の神経伝達が整う結果だと考えられています。
朝型生活は、「メンタルの安定を支える生活リズム」と言い換えてもいいでしょう。
朝食が代謝を目覚めさせる
朝は、体温が上がり始めて代謝が活発になるタイミング。
この時間に食事をとることで、「食事誘発性熱産生(DIT)」という現象が起こります。
食べたものを消化・吸収する際に体が熱を生み出し、エネルギーを自然に消費してくれる仕組みです。
同じ食事でも、朝に食べる方がDITが高く、脂肪が蓄積しにくいことがわかっています。
つまり、「朝食をしっかりとる」は、体の“燃焼スイッチ”を押す行為。
1日を通して代謝が整いやすくなり、むくみや冷えの改善にもつながります。
まとめ|朝の15分が“整う”時間
朝に光を浴びる・少し早く起きる・温かいものを口にする。
この3つだけでも、自律神経・代謝・メンタルの流れが自然に整っていきます。
“朝の15分”は、体と心をリセットする時間。
1日の始まりを丁寧に迎えることが、美しさと安定したメンタルをつくる一番の近道です。
なんだか最近スッキリしない…、ネガティブな気持ちになってしまう時。
『今日はいい一日にになりそう♪』
そんな風に思いながら、ゆっくりコーヒーを飲む時間が小さな幸せです✨


