私はエステティシャン時代
オールハンドで全身――頭から足先まで触ってきました。
その中で、意外と人気があったのが「頭皮マッサージ」
メインのボディやフェイシャルはもちろんなのですが、頭皮を触りだした瞬間、めっちゃ気持ちいい!と喜ばれるお客様が多く
「もっと長くしてほしい」「30分くらいお願い!」なんて言われることもありました。
頭がお疲れの方、本当に多いんです。
頭って、日頃から無意識に使いすぎてる部位。
パソコンやスマホ、考えごとやストレスで、
気づかないうちに“頭が重たく”なっている…
だからこそ、頭皮をほぐすとスッと軽くなる。
リラックス効果も高くて、施術中にイビキをかいて寝ちゃう方も珍しくありません。
施術する側からすると、
「よっしゃ、寝てくれた!」って思う瞬間。笑
それだけ“頭のこり”がほぐれて、深いリラックス状態に入っている証拠なんです。
でも実は、この“頭皮の硬さ”って――
ただの疲れやコリだけじゃなく、顔のたるみやくすみの原因にもなります。
今日は、そんな「頭皮と顔の関係」、
そして自宅でもできる簡単なケア方法についてお話しします。
頭皮が固い人の特徴とチェック方法
まず、自分の頭皮の状態を簡単にチェックしてみましょう。
✔ 両手の指で頭頂部をつまんでも動かない
✔ こめかみや後頭部が張っている
✔ シャンプー時に痛みやコリを感じる
✔ 目の疲れ・肩こり・頭痛が多い
ひとつでも当てはまる人は、頭皮がかなり“こり固まっている”サイン。
本来、頭皮は少し押すとふわっと動くほど柔軟であるのが理想です。
なぜ頭皮が固くなると「たるみ」や「くすみ」が出るの?
頭皮と顔の皮膚は1枚の皮でつながっています。
頭皮の筋膜が硬くなると、顔全体を引き上げる力が弱まり、
結果としてフェイスラインや瞼が下がったり、頬が重く見えたりします。
また、血流が滞ることで酸素や栄養が届きにくくなり、
肌トーンが暗く、くすんで見えることも。
エステの現場でも、頭皮をほぐしただけで
「顔が明るくなった」「まぶたが軽くなった」と実感される方が本当に多いんです。
今日からできる!頭皮を柔らかくする4つの簡単ケア
① 指の腹で“ほぐす”
シャンプー時に、指の腹で「頭頂部・こめかみ・耳まわり」を
ゆっくり円を描くようにマッサージ。
力を入れすぎず、**“皮膚を動かす”**感覚がポイントです。
② 頭浸浴(とうしんよく)で温める
または「浸頭浴」とも呼ばれる方法で、
洗面器やシャンプーボウルに40℃前後のお湯をためて、頭皮全体をじんわり浸すのがおすすめ。
おでこから後頭部までゆっくり温めることで、血流が一気に巡り、
頭の重だるさや目の疲れがスッと軽くなります。
私はよく、湯船に上向きで顔だけ出して頭を全部お湯に浸すスタイルにします。
この体勢だと一瞬で頭がポカポカして、
呼吸もゆったりしてくるから、寝落ちしそうになるくらい気持ちいい。
偏頭痛や低気圧頭痛に悩む方にも本当におすすめです。
③ スクラブ&ミント系ケア
頭皮用スクラブで毛穴の汚れをやさしくオフするだけでも、頭がスッキリ軽くなります。
お風呂以外のリフレッシュ方法だと、ミント系のアロマオイルがおすすめ!
ほんの少しだけ(1滴、多くても2滴程度)頭皮にすり込むことで、ひんやり感とともにスーッと冴えるような爽快感。
気分転換にもなり、仕事の集中力アップ効果も実感しやすいです。
(オイルを使う場合は、メントール濃度が低いものを選び、目に入らないよう注意)
④ 適度なブラッシング
朝晩1分のブラッシングは、簡単な頭皮刺激になります。
毛穴の汚れを落とすだけでなく、血行促進にも◎。
\ 私の愛用アイテムはこちら /

テレビ見ながら、スマホを触りながら
適当に頭皮に押し当てて揺らしています。
まとめ|頭皮が変わると、表情も変わる
頭皮を柔らかく保つことは、髪だけでなく「顔の若々しさ」を守ること。
毎日たった1〜2分のケアを続けるだけで、フェイスラインの印象は本当に変わります。積みさかねが大切。
“リフトアップは、スカルプケアから”。
今日から少しだけ、鏡を見るときに「頭皮」も意識してみてくださいね。


