はじめに
「食べていないのに全然痩せない…」
ダイエットをしていると、一度は感じる疑問ではないでしょうか。
私自身も食事を減らしているのに体重が動かず、悩んだ経験があります。
実はその理由はとてもシンプルで、体が“省エネモード”に切り替わってしまっているから。
今回は、その仕組みと私が感じた気付きをまとめました。
なぜ“食べてないのに痩せない”のか
人は食べ物をエネルギーに変えて体を動かしています。
成人女性の場合、寝ているだけでも呼吸や体温維持に 約1,200kcal を使うといわれています。これが「基礎代謝」です。
ところが食事を極端に減らすと、体が「飢餓状態だ」と判断し、消費を抑えて省エネモードに入ってしまうのです。
その結果、食べていないはずなのに体重が減らない、あるいは落ちにくい状態になります。
よくある勘違いTOP5
① 食べなければ痩せる
「減らせば減らすほど痩せる」と思いがちですが、実際には代謝が落ちてしまい逆効果になることも。
② 運動しまくれば痩せる
「とにかく運動すればするほど痩せる」と思っていた時期もありました。
けれど、体を動かしまくったあとに食欲が爆発してしまい、結果的に体重は思ったほど落ちない…。
研究でも、運動だけでの体重減少は意外と小さいことが示されています。
大切なのは、やればやるほど痩せるのではなく、無理なく続けられる運動です。
③ 炭水化物をゼロにする
脳は1日に おにぎり1個分ほど(約75g)の糖質 を必要としています。
完全に抜いてしまうと集中力が落ちたり、省エネ化が進んでしまうことも。
私も「炭水化物=太る」と思い込み、避けていた時期がありました。
けれど、思い切って 白米100g(お茶碗軽く1杯程度) を食べるようにしたら、むしろ体重の変動が少なく安定したのです。
④ 飲み物はノーカロリー扱い
「今日は食べていないのに痩せない…」と思った日の多くは、実は飲み物が原因でした。
例えば:
一般的なカフェラテ(トールサイズ相当 約180kcal)= おにぎり1個分
缶ビール350ml(約140kcal)= 食パン1枚分
コーラ(500mlペットボトル 約225kcal)= おにぎり1個半分
飲み物だけで、ご飯1食分のカロリーを摂ってしまうこともあるのです。
わたしはお酒が大好きなので、飲み過ぎの日が続くと体重が増加します…💦
⑤ タンパク質は後回しでいい
私は細かく数値を管理しているわけではありませんが、タンパク質を意識しているときの方が、体重の変動が少なく安定していると感じています。
逆に不足すると、翌日体重が増えたりむくんだり…。
お肉・魚・卵・大豆製品などをしっかり食べることが、安定につながっていると実感しています。
チートデイは必要?
代謝を上げるために食べる「チートデイ」。
私もたまに取り入れています。
良いときは、体が元気になり翌日に体重が減ることも。 けれど、腸内環境が乱れて便秘になったり、むくんでしまうこともありました。
「チートデイをすれば必ず痩せる」と過度に期待するよりも、ご褒美として楽しむ日くらいの位置づけがちょうど良いと感じています。
今日からできることリスト
・主食は 白米お茶碗軽く1杯(100g前後)
・タンパク質は毎食しっかり(肉・魚・卵・大豆製品など)
・運動は 30〜60分のウォーキングを週5回 が目安
・おやつ・飲み物は 1日200kcal以内 に調整
・チートデイは「楽しむ日」として取り入れる
まとめ
「食べてないのに痩せない」――その理由は体が省エネモードに切り替わっているから。
極端に減らすより、適度に食べて、無理なく続けることが大切です。
私は白米やタンパク質をきちんと取り入れるようになってから、体重の変動が少なくなり、気持ちも楽になりました。
我慢ではなくバランスを意識して、体と仲良く付き合うこと。
それが、無理のないダイエットの近道だと思います。
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最後まで読んで頂きありがとうございました🌸

